勤怠給与人事の便利メモ

勤怠管理、給与計算、人事管理などに関する便利な情報をメモ。

カテゴリ:勤怠給与人事の便利メモ > 年末調整



扶養控除等異動申告書に、扶養親族として、70歳を超えた
老親の記入を行う時に、老人ホームで生活している老親や
病院に入院している老親は、同居老親と言えるのでしょうか。

同居かどうかの判断は、所得者またはその配偶者の直系尊属で、
所得者等のいずれかと同居を常としているかどうかによって
変わります。
 
老人ホームで暮らしている場合は、同居を常としているとは
いえない為、同居老親には該当しません。

同居を常としているが、病気ために一時的に入院している場合は、
一時的な別居であるとして、同居老親等に該当します。

また、同一敷地内の別棟に住んでいる場合であっても、
食事など日常生活を共に送り、生計を一にしている場合などは、
同居老親等に該当します。



年末調整とは、雇用主(例えば企業)が従業員の一年間の給与額を元に
所得税額を計算し、すでに納付している所得税額の合計と精算を
行うことをいいます。

従業員の給与からは、毎月所得税が差し引かれています。

この毎月の所得税は、その従業員の年間の給与額の概算から
導き出した額になっています。
実際の年間の給与額が確定してから、生命保険料などの控除額も
考慮して計算し、改めて所得税を導き出すと、毎月支払った所得税
額の合計との間に誤差が発生する場合があります。

年末調整は、この誤差を調整する業務といえます。

 



公文書では、判子を押す=判子の所有者がその文書を作成した証明
とされます。

公文書では、
1)大量生産のシャチハタは、本人が押したものだと判断できない
2)シャチハタはゴム製なため、経年劣化が発生するおそれがある
3)押印時の力の入れ方により陰影が異なる場合がある。
4)インクが薄くなったり、滲んだりする場合がある。

等の理由により、シャチハタの使用は認められていません。

年末調整に関する書類は、
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書
給与所得者の(特定増改築等)住宅貸入金等特別控除申告書
の3種類となっています。

これらの書類は全て公文書とされていますが、
会社内に保存される書類である場合は、社内規定でシャチハタの
使用を許可することにより、シャチハタ印でも構わないことになっています。

しかし、年末調整に加えて確定申告を行う場合は、
税務署へ提出する公文書となるため、シャチハタ印の使用は認められません。


 



ふるさと納税とは、自治体への寄付金のことです。
個人が2,000円を超える寄付を行うと、その人が本来支払う
べき住民税の約2割が控除され、還付されるという制度です。

ふるさと納税を行ったことによる控除、還付は、
確定申告を行う事によって手続きをするルールになっています。

従って、サラリーマンが年末に、勤めている会社で行ってもらう
年末調整では、ふるさと納税に関する手続きを行う事はできません。

会社に行ってもらう年末調整の手続きは、例年通りとなります。




年末調整時に提出する扶養控除等(異動)申告書で、
「あなたとの続柄(ぞくがら)」欄はどのように記入すればいいのでしょうか。

あなたが「世帯主」本人である場合は、あなたとの続柄は「本人」と記入します。

世帯主があなたの夫である場合は、あなたとの続柄は「夫」、
世帯主があなたの妻である場合は、「妻」と記入します。

世帯主があなたの父親の場合は、あなたとの続柄は「父」、
母親の場合は、あなたとの続柄は「母」と記入します。

世帯主があなたの父親の場合に、「あなたとの続柄」欄に「長男」や「息子」、
「長女」「娘」、「子」などと書いてしまうことがありますが、これは誤りです。

「あたなとの続柄」欄は、あなたから見た世帯主の続柄を書きますので、
世帯主が父親なら「あなたとの続柄」は「父」となるのです。

世帯主があなたの祖父の場合は、あなたとの続柄は「祖父」、
世帯主があなたの祖母の場合は、あなたとの続柄は「祖母」、
世帯主があなたの兄なら「兄」、あなたの弟なら「弟」、姉なら「姉」、
妹なら「妹」となります。

 

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